関西地域での大地震を受けて「子どもの不安」や「心のケア」について考える。
昨日起こった関西地域での大地震を受けて、
子どもの心理的なストレスを心配しています。
また、同様に大人も「不安」や「ストレス」を抱えています。
そうしたものが、暴力に転化し、子どもに向かわないかも心配しています。
2016年4月の熊本地震の際のNHKの記事をを見つけましたので、
貼り付けておきます。
熊本県などでは、活発な地震活動が続く中、被災した人たちは不安を抱えた生活を余儀なくされています。そうした時に見落とされがちと言われるのが、心の傷を受けた子どもたちです。被災したばかりの今の時期に適切な対処をしないとより複雑な問題になりかねないとも指摘される子どもの心のケアの問題について考えます。
解説のポイントは、2つです。
▽「見落とされる子どものストレス」大人と同じように子どもたちもストレスを受けているということを知る必要があります。
▽「居場所作りの重要性」子どもの心のケアの重要なポイントとなります。
今月14日の夜以降、熊本県と大分県で起きた地震は620回を超えました。被災地では、しばしば起きる大きな地震の中で住民が不安を抱えたままの状態が続いています。熊本県内では、熊本市や震度7を観測した益城町などで、19日午後1時半現在、641か所の避難所におよそ9万5000人が避難しています。避難所から自宅に帰ったところで起きた地震で自宅が倒壊して犠牲になる方もいて、いつ起きるかわからない地震への不安は、大きなストレスとなっています。
そこで一つ目のポイント、「見落とされる子どものストレス」。こうした状態は、大人だけでなく、子どもにも大きなストレスとなります。ところが、子どもたちは、大人と違って自らの危機に対処する能力が十分に育っていません。特に年齢の低い子どもたちは怖い目にあった体験を言葉で周囲にうまく伝えることができません。心の問題を抱えていても震災の初期段階では、見落とされるケースが少なくないのです。一方で、避難生活や被災した自宅の片付けなど、頑張る大人をみて、我慢して気持ちを出さない子どもたちや、無理に笑顔を見せようとする子どもたちもいます。伝わりにくい子どもたちのストレスをそのままにすることが、時間が経ってから心のダメージとなって現れるPTSD・心的外傷後ストレス障害につながる恐れがあるというのが専門家の指摘です。〜続〜
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