「学校の成績」だけで評価しちゃダメ!目に見えにくい成長もあるんだよ。
学校での成績は
大人が子どもを相対的に、
そして、画一的に評価するためだけのツールに過ぎないと言うことでしょう。
教育は子をコントロールするためのものではありません。
そのことを理解せぬまま、
親や教師が学校の成績だけで
その後の生き方までもを判断してしまうことに
とても危険に思います。
教育とは何なのか、
そして誰のためのものなのかを
もう一度考え直すキッカケにしたい記事です。
しかし当然、困ったことが起きました。魚のことで頭がいっぱいだったまさゆき少年の成績は破滅的だったのです。ついには母親が先生に呼び出されてしまう始末。先生が言うには、
「まさゆき君は魚の絵ばかり描いている。それもいいが、もっとちゃんと勉強をさせてほしい」
とのことでした。しかしそんな時も母親は、息子のことをかばいます。
「あの子はそれでいいんです」
誰もが同じようになる必要はない。他と違う子がいてもいいのだと、母親は信じていました。息子に夢中なことを大切にしてほしかったのです。そのあとも母親は息子が絵を描けるように、多少値段が張っても魚をまるまる1匹買って来てあげたりと、息子を応援し続けました。その甲斐あってか、女の子に話しかけることは苦手でしたが、まさゆき少年の魚の知識とイラストのスキルは素晴らしい向上を見せます。