終戦の日に子どもたちと考えたい「平和」
日本は、広島・長崎と立て続けに原爆の被害を受け、8月15日に終戦を迎えました。
本日、8月15日は終戦記念日として、毎年各地で「平和」への祈りが捧げられています。
こんな日にあらためて考えたいのは
「戦争」と「平和」についてです。
日本は戦争によって多くの被害を受けました。
それと同時に、日清・日露戦争などで他国を占領し、
その土地の人々を殺してきたという加害者としての側面も持っています。
こうした両面をちゃんと子どもたちにともいっしょに考えたいと
あらためて考えています。
物事は何が、正義で何が悪なのかは、
その時々、また物事を捉える角度からまったく別のものになってしまいます。
月を見上げると、
あるところからは満月に見えても
あるところからは三日月かもしれません。
事実は見方によって異なります。
戦争にもそういった側面はあったのだとは思います。
ただし、戦地で、誰かが愛する人たちが死に、その人に関係する人が涙を流した事実は変わりません。
だから、戦争が「よかった」とは、
私は絶対に言えません。
戦争で人が死ぬことは、綺麗事では語れないのかもしれません。
でも、だからこそ、
戦争に至った歴史と加害性、被害性の両面について、子どもたちともしっかりと向き合いたいと、そう思っています。