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人間は自分で考えるほど不幸でもないしそれほど幸福でもない(ラ・ロシュフーコー)子育ても同じかも。

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「子育て」にまつわるイメージに関して書きました。

 

子育てに抱くイメージは、人それぞれ。

 

 別に子育てに「キラキライメージ」を持つ必要はないのですが、

一方で、必要以上に「ネガティブ」なイメージを与えなくてもよいと思っています。

 

そのネガティブイメージが醸成される背景を、

上手に書かれているブログがあったので紹介します。 

 

【平成家族】「子どもを産みたい」のに、踏み出せない 子育てのネガティブイメージ、広がる背景(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース 

  

headlines.yahoo.co.jp

 

ちなみに、

ラ・ロシュフーコー

「人間は自分で考えるほど不幸でもないしそれほど幸福でもない」

と語っていたと言います。

 

きっと子育てもそうで、

出産や子どもがいること自体は、

それが不幸とか幸福とかの指標ではないのだと思います。

 

だから、

出産ができない人が不幸なわけでもないし、

子育てしている人が幸福なのでもないわけです。

 

 

私立学校の教育費にはお気をつけてー!

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私立中学へ進学した方のなかで、自主退学が増えているという記事を見つけました。

 

私立中に入学したのに「自主退学」が増えている 中途退学を避けるために知っておきたい「予想外の出費」(マネーの達人) - Y!ニュース 

 

headlines.yahoo.co.jp

 

公立と違い私立学校は

基本的な学費が相当に掛かります。

それだけならまだ予想できても、

多くの方が見落としてしまうところして、

その他の費用が、予想以上にかかってしまうという話です。

 

たとえば、毎年かかる細々した課外授業に関する費用や、部活での持ち物、修学旅行が海外だったりするのは、三年間かけての積み立てでなんとするしかなりません。

 

でももっと重要な見落としポイントは 

友達と遊ぶのも近所の公園とはいかず、繁華街に出て行くことが増え、交際費もかさむ

ということです。

 

教育力を求めて私立に行くのだとすれば、

その周辺にある費用もしっかりと想定して、子どもが卒業まで通い続けられるような

費用面での準備を父母のみなさんにはお願いしたいです。

 

もし、費用面に課題があるならば、

ここで無理はしないで公立を目指してもらいたいです。

 

そうでないと、なによりも

大きな影響を受けるのは子ども自身ですからね。

 

「やって見せ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」(山本五十六)

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やって見せ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ(山本五十六) 

 

よく知られる言葉ですね。

 

これは子どもへの教育、

後輩や部下への教育など

色々な場面に当てはめることができるでしょう。

 

自分ちゃんとできてるかな。

いやまだまだできていないな、なんてふりかえっていました。

 

自戒を込めて。

 

与えられるものは有限、自分から求められるものは無限 (オリンピック・スピードスケート 小平奈緒さん)

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与えられるものは有限、自分から求められるものは無限

(オリンピック・スピードスケート 小平奈緒さん)

 

すごい言葉だと思います。

オリンピック選手が自分を高めるために使っていた言葉ですが、

これは子育てでも同様に感じます。

 

親から与えられてばかりのものは、限りがあります。

たとえば「勉強」。

親や大人からの供給がなくなれば、学ばなくなってしまいます。

 

一方、自分自身が求めて、気づいて、見つけたような学びはどうでしょう?

自明のことですね。

 

自分で決めた展望に向かい、

自分の意思でやり続けることができます。

 

だれでもそうですけど、

やらされたり、押し付けられたりしたものは苦痛でしかありません。

 

この言葉をもう心に刻みます。

子どもを産まないのは「勝手」なことなのか。幸せかどうかは自分たちで決める。自民党、二階氏のコメントに対して日本の格差社会を思う

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自民党の二階氏の次のコメントが問題になっていますね。

自民党二階俊博幹事長は6月16日、東京都内での講演後の質疑の際、「このごろ、子どもを産まないほうが幸せに(生活を)送れるんじゃないかと、(一部の人は)勝手なことを自分で考えてね」と述べた。子どもを持たない家庭を批判したとも受け取れ、波紋を呼んでいる。(記事より)

と記事には掲載されていました。

https://m.huffingtonpost.jp/2018/06/27/nikai_a_23468847/

 

まず出産に関しては、

そもそも子どもを産み育てにくい現状を踏まえずに、

戦前と比較するなんて、市民の代弁者である政治家としてだいぶ問題があると思います。 

自分の価値基準を押し付けて、現代の若者を「身勝手」というなんて、

ほんとにとんでもないです。

少子化になった日本の歴史をちゃんと理解して欲しいです。

 

さらに

食べるのに困るような家はないんですよ。実際は。一応はいろんなこと言いますけどね。今「今晩、飯を炊くのにお米が用意できない」という家は日本中にはないんですよ。だから、こんな素晴らしいというか、幸せな国はないんだから。自信持ってねという風にしたいもんですね。 

 

また、「食べるのに困る人はいない」という話ですが、これもとんでもない。

マリー・アントワネットとの

「パンがないならケーキを食べればいい」

発言に匹敵します。

 

ここ10数年だけでこんなにも餓死事件があるのを、この二階氏の目には何も写っていないのでしょう。

 

matome.naver.jp

 

いまは、彼のような団塊の世代が子育てした時とは全く違うし、

ベビーブームの時のような経済的な潤いはないわけです。

 

そのことを理解していない、あるいは理解できない、ことに

日本が格差社会なのだと再確認しました。

 

つまり、

特権階級の人にとっては、自分の周囲には同じ階級の人しかおらず、下級階級の人は目にも映らないということです。

 

政治的な話になりますが、これまで日本政治を推し進めてきたのが特権階級の人々だったということが、ここの表れています。

下級階級の人は、そこに陥ってしまったのは本人の努力不足であり、自己責任ということで、それで困っていても仕方がないという論でしょう。

 

話を元に戻しますが、

子どもを産みやすい、産みにくい、という感情を生むのは、

個人の問題ではありません。

 

そもそも、人間は「環境」に影響を受ける生き物です。

いまの少子化や、格差、貧困化は、間違いなく、

日本社会全体の「貧しさ(経済的にも感情的にも)」

が引き起こした結果でしょう。

 

出産に関しては、個人の考え方もあるし、産みたくても産めない人もいるので一律に語ることはできませんが、

他の国では、出産のサポートに関わるお金や

不妊治療に関しては、国が経済的なサポートをしている国もあるわけです。

 

こうしたことを考えると、

日本は、やはり、

若者や子育て家庭に、冷たい国だと言えます。

 

正直、今回の二階氏のコメントには失望しましたが、

これを契機に、考えを改めて、

飢えている子どもや、子どもを産むことで悩んでいる家庭に目を向けて、

何か、彼らに対しての対策を考えてほしいと願っています。

 

よろしくお願いします。