田んぼは君たちの未来だ (養老孟司氏)
「田んぼは君たちの未来だって伝えるようにしています」 養老孟司氏
茂木健一郎さんのやっている、ラジオ「ドリームハート」をポッドキャストで聞いていて聞こえて来た言葉です。
ゲストは養老孟司さんでした。
養老さんは、いわゆるおじいちゃん世代でして、昆虫や自然が大好きだそうです。
そんな彼は、
色々な場面で、
「虫キライ」
「自然キライ」
な子どもたちに出会うそうです。
その際、
子どもたちに上記の言葉を投げかけるそうです。
私自身も、いま子どもたちに接していると
虫キライや、そもそも緑多き自然がキライと語る子どもたちに
出会います。
その数も結構少なくないんです。
みなさんの周りにはどうですか???
子どもたちの中には、
「緑があるから、キライな虫が寄ってくる、だから緑はなくてもいい」
と語る子までいます。
じゃあ、田んぼとかはどうなの?
と聞くと、
「気持ち悪いから、いらない」と答えます。
田んぼは
僕らの食の中心である、お米を作る大切な場所ですよね。
それが気持ち悪いからいらない、
という言葉になってしまうことに、一抹の不安を感じます。
でも、この言葉は真に彼らの気持ちを表しているかというと、
そうでもありません。
彼らは、単に体験不足で、
これまで、そうした自然に触れてこなかった(これなかった)のですね。
そのため、未知のモノに対して、恐怖心を抱いているわけです。
自然は、
私たちの命を支える食べ物をつくる土台です。
だから、無駄な恐怖心を芽生えさせないように、
もっとあたりまえに、
子どもたちには、自然に触れ合ってもらいたいものです。